クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展
先月のことになりますが
『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展』
に行ってきました
パリ、ロンドン、ニューヨークを巡回して
昨年12月から日本で開催されています
日本文化と繋がりの深いディオール
見ごたえたっぷりの回顧展でした
ほとんどの展示が撮影可能だったので
写真におさめてきました
まずはディオールがメゾンを設立した翌年に
発表した「ニュールック」
優しい肩線とギュッと絞ったウエストから
たっぷり広がるスカートが特徴
女性らしさ、華やかさが世界中の女性を惹きつけ
一世を風靡したデザイン
日本文化の影響を受けたドレスの数々
葛飾北斎の浮世絵がモチーフ
大波が見事に表現されてますね
蝶々夫人をテーマにしたドレス
きものドレスのよう♪
桜を取り入れたドレス
ヘッドドレスは大胆にも桜の枝そのものでした
こちらは1990年代
クリエイティブディレクターを務めた
ジャンフランコ・フェレのデザイン画
上のデザイン画がこのような作品に♪
デザイナーのクリエイティブな発想はもちろんですが
これらを型紙から立体的に作り上げる
パナンナーの技術が素晴らしいと思います
展示室を進んでいくと
白いトワルの部屋にたどり着きます
よく見ると待針がささったものや
鉛筆でマーキングしたものなどがたくさんあります
白い布で制作された仮縫いや試作の部屋
これだけ美しく展示しているのは
やはりパタンナーへの敬意の表れだと感じました
続いてミニチュアのドレスやアクセサリーが
カラフルに並ぶ部屋
遊び心があふれていて楽しめます
どれもこれも可愛くて
コレクションしたくなりますね
次の部屋は『ディオールの庭』がテーマ
今回の展示で楽しみにしていたドレスがここに!
ディオールの香水「ミスディオール」のCMで
ナタリーポートマンが着用した
フローラルモチーフのドレス2着があります
CMが映画のワンシーンのように美しくて
何度もYouTubeで見ていたので
実物を見るのが楽しみでした
ディオールの原点のように
ギュッと絞ったウエストから
たっぷり広がるスカート
クセのある生地に複雑なフローラルモチーフの
刺繍はどれだけ難しく大変なことか・・・
この他にも庭をイメージしたドレスの数々
今回一緒に見に行った友人は美大出身で
今もフリーランスで服作りをしているので
パターン起こしや縫製の大変さを
色々と解説してくれました
『THE DIOR BALL』 と名付けられた
吹き抜けの空間へ
煌びやかなロングドレスが立ち並ぶステージ
プロジェクションマッピングによる
星空やランタンが舞う圧巻の仕掛けに
しばし見入ってしまいました
これらの展示の他にも、
アイコンバッグ「レディディオール」や
世界中の文化からインスピレーションを受けて
作られたコレクションの数々が展示されています
気付けば3時間も滞在してました
美しいものから刺激を受けることも大切ですね
とにかく壮麗な回顧展、見応えたっぷりで
数日間は夢の世界にいるような気分でした、笑
ディオール展をみたら
昨年見た映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」
を思い出しました
1950年代、クリスチャンディオールの
ドレスに魅せられたロンドンの家政婦ハリスが
パリへと向かい、周囲の人たちを巻き込みながら
素敵な軌跡を起こすストーリー
ディオールの全面協力により当時を再現した
ファッションショーも見応えありました
映画を見終えた後のあたたかな感動が
蘇ってきたので、もう一度見てみようかな
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展」
5月28日まで東京都現代美術館で開催されています
前売り券は完売ですが
当日券もあり、最終日までの土日は臨時夜間開催
されるそうです
気になった方はぜひ♪